社会保険労務士資格試験に合格したばかりの方からのご相談 – 社会保険労務士の仕事

社会保険労務士資格試験に合格したばかりの方からのご相談

社会保険労務士資格試験に合格したばかりの方からご相談をいただきました。

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去年やっと合格しました。だからまだ開業していません。
でも○○県の××町という田舎で開業してなんとかなるもので
しょうか?顧客開拓しようにも顧客はいるんでしょうか?
やっぱり、54歳の会社員は定年まで勤める方がいいのでしょうか?
五里霧中です

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結論からいうと、単に開業するだけですと結構大変だと思います。当然社会保険労務士の仕事は、法人相手の仕事ですから、それなりの都市部へ、お客様がいらっしゃるような地域へ出て行く覚悟は必要だと思います。

特色のあるサービスをもっていない限りは、お客様の方から来てくれることはほとんどありません。

ただ、全く方法がないわけではないです。

今の時代、ネットを使って、遠方にいる顧客に対してやりとりができます。

skypeやgoogleハングアウトなどをつかえば、遠方のお客様とテレビ会議ができます。毎回毎回の訪問回数を減らして、

また、チャットワークのようなグループチャットサービスをつかえば、リアルタイムでのお客様の相談に対してのフォローができたりもします。
実際に士業の方でも顧客満足度が上がって、継続率が高まったという事例もたくさんあるようです。

手続き業務も電子申請になっていますし、昨今のマイナンバー制度の導入もあり、会社の方もセキュリティの高いシステムを使うことを今まで以上に気にし始めています。

社労士業界でも、今まで常識だと思われていたことが、常識ではなくなってきています。だからこそチャンスでもあるのですが。。

逆に都市部に住んでいる方の方が油断していると危ないと思います。
例えば沖縄にすんでらっしゃる社労士の方が、東京のお客様をとる ということが十分にありえます。

家賃や人件費は、東京よりも沖縄の方が安くできるので、そこで価格競争力がついてきて、「沖縄の社労士事務所の方が、東京の社労士事務所よりも安い!」という事態が発生します。そういう時代になりつつあります。

こういった、ITを駆使した顧問先獲得の方法はまたこのサイト上でお知らせしたいとおもいます。

またあるいは、社会保険労務士業務をどうとらえるか、によっても変わってくると思います。

一般的に、社会保険労務士の仕事は、法人企業に対する手続き業務、指導業務と捉えられていますけれど、
たとえば生涯年金のサービスを手がける方が多くなって来て、売上を上げていらっしゃる方が増えてきています。

生涯年金は個人対象なので、法人ではなく個人向けのサービスですので、ターゲットを個人向けに絞って行くというのも一つの手段だと思います。

あるいは、社会保険料の適正化サービスをコンテンツとして、youtubeをうまくつかって顧客開拓をしていらっしゃる方がいらっしゃいます。
youtubeで情報発信していて、企業の方からコンタクトがあるそうで、あとは電話とメールだけでコンサルティングが解決するというやり方で売上をあげていらっしゃいます。1件あたり50万〜100万くらいになっているそうです。

要は、ビジネスモデルの作り方だと思います。

動画配信だけでなく、電子書籍やポッドキャストなどを通じて、社会保険労務士の知識をコンテンツかして販売する方法もありだと思います。
そこをつきつめていけば誰もやっていない、大きなビジネスチャンスがみつかるかもしれませんね。

 

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zenshuren

1,2,3

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