月額収入をアップさせるには?
社会保険労務士として顧問契約をしている場合であれば、月額報酬が安定した収入源になると思いますが、これを増やすには顧問先を増やすことがまず考えられます。
顧問先を増やすことは、通常業務をされている中で、特に顧問先を増やすのが苦手な方にとって、大変難しいことだと思います。
では顧問先を増やすこと以外で、月額の収入をアップするにはどうすればいいか?
スポット契約のサービスを、継続的に入る顧問サービスに変える(またはオプションとして追加する)のが1つの手です。
たとえば「賃金顧問」という考え方があります。
通常であればスポット契約で行う賃金コンサルティングを、顧問契約のオプションサービスとして提供するというものです。
具体的には、以下の業務を行います。
・賃金制度の現状分析と課題抽出
・賃金体系の見直し
・基本給の設計
・賃金規程の見直し
・新制度への移行処理
・昇給制度の導入・運用
・賞与の原資・配分方法のアドバイス
・退職金制度の見直し(必要に応じて)
つまり、給与・賞与・退職金といった賃金に関する相談を顧問契約とセットで提供するという考え方です。
私の経験では、給与の決め方で悩んでいない経営者はいません。
しかし、その一方で社労士のような専門家に高額な報酬を支払ってまでアドバイスを受けたいと思っている経営者は非常に少ないのが現実です。
特に、社員数30名未満の会社であれば尚更です。
そこで、”賃金顧問”というサービスが有効になります。
私たち社労士には顧問契約というベースがありますから、そこに
月額2~3万円の報酬をプラスするだけで、社長の悩みを解決できる
わけです。
月額2~3万円の報酬であっても、年間では25~30万円程度になり、
それが3年間継続すれば80~90万円の報酬になります。
このサービスは以下のような社労士の方に向いていると思います。
・高額顧問契約を獲得したい人
・顧問料の単価を月額3万円アップしたい人
・社労士として新しいサービスを提供したい人
・社長の相談相手としてアドバイザーポジションを取りたい人
・コンサルティングビジネスで成果を出したい人
具体的なノウハウについては、また別の記事で書いていきたいと思います。
1件の返信
[…] 賃金コンサルができるようになると、社労士としての仕事の幅が 大きく広がります。 (賃金コンサルティングについてはこちらをご覧ください) […]